歯の矯正にはワイヤー矯正という治療法があり、歯にブラケットをつけワイヤーを通して力を加え少しずつ移動させる方法で多くの矯正歯科でおこなわれています。歯は骨で支えられていますが、ワイヤーで力を加えていくと移動していき歯並びを整えることができます。矯正歯科のワイヤー矯正には、歯全体を動かす全体矯正と気になる箇所だけ、移動させる部分矯正とがあります。矯正歯科のワイヤー矯正の適用範囲は広く出っ歯や受け口、八重歯やでこぼこした歯など様々な症状に適用することが可能です。しかし矯正歯科のワイヤー矯正でも、アゴのずれが大きかったり、下あごが後退するアデノイド顔貌、笑うと歯茎が大きくみえるガミースマイルなどの症状では治療は難しいのです。それから矯正歯科のワイヤー矯正は、ブラケットを装着する部位による分類だけでなく、ブラケットとワイヤーの素材により種類は違ってきます。矯正歯科で一般的な金属のメタルブラケットは、費用が安くて頑丈ですが目立ちやすい面があります。